ワインは身体にいい?ワインが身体に良い理由
「赤ワイン=身体にいい」がワイン第6次ブームを起こす
皆さんはワイン第6次ブームをご存知ですか?
1997年~1998年に「赤ワインに含まれるポリフェノールが身体にいい」とされて、日本国内のワイン出荷量がバブル期の倍以上に増えました。
赤ワインの効能が注目されるキッカケになったのは「フレンチ・パラドックス」です。フレンチのパラドックス、要はフランスの逆説という意味で、フランス人が他国に比べて相対的に喫煙率が高く、バターや卵や肉料理などの飽和脂肪酸が豊富に含まれる食事を摂取しているのにも関わらず、冠状動脈性心臓病に罹患することが比較的低いことが論文で発表されたのです。
そして、そのフレンチ・パラドックスが起こった理由として、フランス人の多くが赤ワインを飲むということが指摘されたのです。
そもそもポリフェノールって?
ポリフェノールは、黒ブドウの果皮や種子に含まれる成分で、タンニン、アントシアニン、カテキンなどの総称です。こうやって説明すると、濃い赤ワインの方がポリフェノールが豊富に含まれているようなイメージを抱いてしまうかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。
ポリフェノールの効果で代表的なのが抗酸化作用です。植物も動物も紫外線を必要以上に浴びたり、ストレスが続くと体に活性酸素が作られます。その他にも「たばこ/激しいスポーツ/電磁波/医薬品/排気ガス/加工食品/殺虫剤/レントゲン」などによって活性酸素が作られます。
活性酸素には酸化力&殺菌力がある為、体にたまってしまうと健康な細胞を傷つけ、深刻な病気や老化へ繋がっていきます。ポリフェノールは活性酸素を体から取り除いてくれる働きがあるため、病気や老化の対策に一躍買ってくれるのです。
また、ポリフェノールには殺菌作用には、睡眠不足やストレスからくるニキビ・肌荒れも抑える効果があります。その他にも疲労回復、認知症の軽減、糖尿病の改善効果がポリフェノールにはあると言われています。
ポリフェノールが含まれる食品は沢山
ワイン以外にもポリフェノールが含まれる食品は沢山あります。緑茶、紅茶、ウーロン茶、ココア、納豆、チョコレート、リンゴ、グレープフルーツ、イチゴ、ブルーベリー、ショウガなどです。
ポリフェノールの摂取量に目安はあるのか
独立行政法人 国民生活センターによれば、ポリフェノールの摂取量の目安は諸説あり、疫学的調査によるものが多く、どのような種類のポリフェノールをどれくらい摂れば健康維持に効果があるのか、一概にはっきり言えないとしています。
さらに、ポリフェノールは、普段の食生活で、野菜や果物を摂取すれば、同時に必ず摂取できる物質である。加えて、ポリフェノールが多く含まれるといわれ、人気となった赤ワインはアルコール量が、チョコレートはエネルギーがそれぞれ高めであるため、食品として摂りすぎには注意が必要としています。
ですから、身体にいいからワインを飲むのではなく、ワインは楽しく味わい深いものだから飲むという考えで向き合うのが良いと言えるでしょう。
湘南貿易で取り扱っている「ノンアルコールワイン」は、ぶどうを発酵してワインを造り、そのワインからアルコールを除去して、ノンアルコールワインになっています。
本物のお酒のアルコール度数が0.0%になったという本質的なノンアルコール飲料で、肝臓をいたわる休肝日など健康の面から優れた飲み物となっています。まさに身体にいいワインですね!
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