トリュフとワインで味わう贅沢時間|家庭で楽しむ極上の食卓

実りの秋、美味しい食材があふれる季節ですね。
秋の味覚の代表格といえば「きのこ」。中でも、ワインやノンアルコールワインと相性抜群のきのことして知られるのが、高級食材「トリュフ」です。
この記事では、トリュフの魅力を詳しく紹介するとともに、高級なトリュフを家庭で手軽に楽しむ方法や、家庭でも簡単にできるトリュフメニューのアイデア、さらにトリュフをより美味しく味わうためのワインやノンアルコールワインとのペアリングについて、幅広く解説します。
【目次】
◇ 美食家を魅了する「キッチンのダイヤモンド」
◇ トリュフの種類と特徴を知ろう
◇ トリュフの正しい保管方法
◇ 家庭で楽しむトリュフ:トリュフオイルとトリュフソルト
◇ 家庭で実践!トリュフをちょい足しで大変身の食材アイデア
◇ トリュフに合うワインとノンアルコールワインの選び方
◇ 美食家を魅了する「キッチンのダイヤモンド」
世界中の美食家を魅了する「トリュフ」。
トリュフは、クリやナラ、カシ、マツなどの広葉樹の根と共生して育つ「菌根菌」の一種です。樹木の根に付着してミネラルなどの栄養分を供給する代わりに、樹木から糖分を受け取り共生して生存します。
成長すると、胞子を作るための塊状の「子実体(しじつたい)」を地中に形成します。この部分こそ、私たちが食材として楽しむトリュフなのです。
トリュフの仲間は世界に100種類以上ありますが、食用とされるのはそのうち約10種類。濃厚で芳醇な香りは、19世紀の美食家ブリア=サヴァランに「キッチンのダイヤモンド」と呼ばせたほどで、フランス料理を中心に世界各国の食文化で高級食材として重宝されてきました。
トリュフが特別視されるのは、その魅惑的な香ももちろんですが、その希少性にもあります。
地中深くに育つため、収穫にはトリュフを探し出し掘り出す熟練の技術が必要で、さらに鮮度が落ちやすいため保存が難しく、人工的な栽培も難しいため流通量も限られています。だからこそ市場では高値で取引され、「一度は味わってみたい食材」として多くの食通を惹きつけているのです。
地中で育つトリュフを探すには、昔は雌豚が活躍していました。トリュフの香りが雄豚のフェロモンに似ているためですが、せっかく見つけても食べられてしまうことも多かったとか。そのようなわけで、現在では、香りを嗅ぎ分ける訓練を受けた犬がその役割を担っているそうです。
◇ トリュフの種類と特徴を知ろう

トリュフには大きく分けて黒トリュフと白トリュフがあるということをご存じの方は多いと思いますが、その中にはさらに多様な種類が存在します。
黒トリュフ
フレンチの高級食材として知られる黒トリュフは、フランスを中心に、スペインやイタリアなどでも産出され、人工栽培も可能です。
濃厚で芳醇な香りは白トリュフに比べるとやや控えめですが、加熱しても香りが飛びにくいため、ソースやリゾットなどの加熱調理に向いています。
主な黒トリュフの種類は以下の通りです。
・サマートリュフ
4月~8月ごろに収穫されるトリュフで、中は薄いクリーム色。香りは穏やかで、土やナッツのような香りがあります。価格が比較的安く、日持ちもするので使いやすいトリュフです。繊細で穏やかな香りは、和食とも良い相性です。
・オータムトリュフ
9月~12月ごろに収穫される秋のトリュフで、サマートリュフに近縁ですが、より熟して濃厚な味わいです。
・ウィンタートリュフ
12月~3月に収穫される黒トリュフの代表格で、特に1月~2月のものが香りが最も強まります。外皮だけではなく中身も黒く、スライスすると黒地に白のマーブル模様の断面が美しいです。
香りは、土、ナッツ、チョコレート、ガソリン、赤ワインなどの複雑な芳香を持ち、特にフランス・ペリゴール産は「黒いダイヤモンド」と呼ばれ、美食家に高く評価されています。
・中国産トリュフ(ヒマラヤトリュフ)
近年、急速に流通量を伸ばしている、中国の四川省や雲南省の高地で産出される黒トリュフです。ヨーロッパ産に比べ香りは控えめですが、価格が安いためレストランでもよく使用されます。
断面は黒と白のマーブル状で、ヨーロッパ産ウィンタートリュフによく似ているため、産地偽装の問題もあります。
白トリュフ
白トリュフは北部・中部イタリアやクロアチアで産出され、特にイタリア・ピエモンテ州アルバ産のものが有名です。地元の貴族・サヴォイア家の外交手段としても利用されたことから、「王家のトリュフ」とも呼ばれます。
香りは非常に強く、森や土の香りに加えて、ニンニクや玉ねぎ、バターやチーズを連想させる芳醇な香りを持ちます。人工栽培ができず、保存も数日しかできないため高価で、世界中の美食家に珍重されるプレミアム食材です。
香りは加熱に弱いため、料理の仕上げに、専用のトリュフスライサーで薄くスライスして振りかけるのが基本。
パスタ、リゾット、卵料理、肉料理などの仕上げに一振りすると、パッと芳香が立ち、料理の味わいを格段に引き上げてくれます。
◇ トリュフの正しい保管方法
トリュフの香りは揮発性のため、フレッシュなトリュフは時間が経つとどんどん香りが減ってしまいます。
そのため、適切に保管して、できるだけ早く食べることが推奨されます。
トリュフは乾燥と湿気が大敵です。保存する際は、キッチンペーパーに包み、蓋つきのタッパーなどに入れて野菜室で保存しましょう。
キッチンペーパーはトリュフから出た水分で湿るため、カビ防止のため毎日交換することが大切です。適切に保存すれば、冷蔵で1週間程度は美味しい状態を保てます。
冷蔵期間中に使い切れなかった場合は、ジッパー付き袋に入れて冷凍保存することも可能で、3か月~1年程度の保管ができます。
ただし、一度冷凍するとフレッシュな状態ほどの香りは期待できません。また、冷凍であっても、なるべく早めに食べきるのが理想です。
フレッシュトリュフは香りが抜群ですが、このように保存や使用に手間がかかります。
良いコンディションのうちに食べきれない可能性もあり、家庭で楽しむには少しハードルが高い食材です。
◇家庭で楽しむトリュフ:トリュフオイルとトリュフソルト
そこで、家庭で手軽にトリュフの香りを楽しむ方法としておすすめなのが、トリュフオイルやトリュフソルトです。
トリュフソルト
塩に細かく刻んだ乾燥トリュフを混ぜたり、トリュフを漬け込んで香りを移した調味料です。料理の仕上げに振りかけることで、塩味とともに華やかなトリュフの香りをプラスできます。
卵料理、パスタ、リゾット、肉料理などに加えると、普段の料理が一気に高級感のある一品に変わります。
ただし、香りが飛んでしまわないよう、加熱中ではなく仕上げに使うのが基本です。
また、主成分は塩なので、かけすぎると塩味が強くなってしまいます。料理自体の味付けは控えめにし、使用量に注意しましょう。
トリュフオイル
トリュフをオイルに漬け込み、香りを移した調味料です。香りがオイルに溶け込んでいるため、ソルトよりややマイルドに香ります。
パスタ、リゾット、ピザにかけるのはもちろん、サラダや温野菜にドレッシング感覚で使うこともできますよ。
このように、トリュフソルトとトリュフオイルを使えば、季節を問わず、手軽にトリュフの風味を楽しめ、保存も効くので、フレッシュトリュフよりずっと手頃です。
家庭料理の味をワンランク上げるアイテムとして、ぜひ試してみてください。
◇ 家庭でもOK!トリュフをちょい足しできる食材アイデア

ここでは、家庭で気軽にできるトリュフオイルやトリュフソルトを使った美味しい食べ方をご紹介します。中にはちょっと意外な組み合わせもあるかもしれません。
肉料理・魚料理
肉料理には黒トリュフを、魚料理には白トリュフを合わせると、素材の美味しさが一層引き立ちます。
例えばステーキは、焼き上がりにバターをのせて黒トリュフソルトを振れば、旨味と香りの大洪水に驚くはず。
また、白身魚のムニエルやホタテのバター焼きには白トリュフソルトを。
生魚には白トリュフオイルと塩(または白トリュフソルト+オリーブオイル)を組み合わせてカルパッチョ風にすると絶品です。
パスタ
カルボナーラやキノコのパスタの仕上げに、トリュフオイルをひとたらし。ワンランク上の味わいに早変わりします。
手をかけるのが面倒なときは、茹でたパスタにトリュフオイルと粉チーズをまぶし、塩を軽く振るだけでも美味しくいただけます。
卵料理
卵はトリュフと抜群に相性が良い食材です。
チーズオムレツにトリュフオイルをかければ、至福の美味しさに。
もっと手軽に楽しむなら、目玉焼きがおすすめ。トーストに半熟の目玉焼きをのせ、トリュフソルトを振れば、簡単なのにゴージャスな朝食やブランチになります。半熟卵との組み合わせも抜群です。
じゃがいも
土の中で育つトリュフは、同じく根菜との相性が抜群。特にじゃがいもとは最高の組み合わせです。
粉吹き芋やベイクドポテトにバターを落とし、トリュフソルトを振れば至福の味わいに。
また、フライドポテトをトリュフソルトで仕上げれば「絶品トリュフポテト」に変身します。
ご飯
トリュフはお米との相性も良く、リゾットに使われるのは定番です。
実は和風の食べ方にもよく合い、炊きたてご飯にバターをのせてトリュフソルトを振れば、無限に食べられる美味しさ。
また、卵かけご飯にトリュフオイルを少し加えると、濃厚でクリーミーな味わいになります。
冷ややっこ
お醤油と鰹節でいただく伝統的な冷ややっこも美味しいですが、ぜひ試していただきたいのが「トリュフ冷ややっこ」。
絹ごし豆腐にトリュフオイルをかけ、塩と粗挽き胡椒を振れば完成。豆腐のやさしい味わいが、トリュフの香りを一層際立たせます。
トリュフソルトしかない場合は、オリーブオイル+トリュフソルトでも十分楽しめます。
和食
創作和食の世界でもトリュフは人気の食材です。
特に黒トリュフは出汁と好相性。そうめんや蕎麦のつゆに黒トリュフをスライスして浮かべたり、黒トリュフソルトを加えると新しい美味しさが広がります。
さらに、黒トリュフソルトを加えただし巻き卵は、まさに極上の一品。
トリュフが和食に新しい魅力を与えてくれます。
アイスクリーム
バニラアイスにトリュフオイルをかけるだけで、5つ星レストランのデザートに。
トリュフの香りが広がり、オイルがアイスのコクを引き立てます。
実は、韓国の人気アイドル・IVEのウォニョンの好物としても知られている食べ方です。
ぜひ皆さんも、トリュフオイルやトリュフソルトを使って、普段の食卓をゴージャスに変えてみてください。
◇ トリュフに合うワインとノンアルコールワインの選び方
高貴な腐葉土のような芳香を持つトリュフに合わせたいのは、やはり赤ワイン。
中でも、熟成が進み、キノコや腐葉土、革などを思わせる複雑な香りをまとったワインは、トリュフと共通する要素を持つため、非常に好相性です。トリュフを味わう際は、ぜひ古いヴィンテージの赤ワインと合わせてみましょう。
また、ピノ・ノワールのように、もともと土や森を思わせるニュアンスを含む品種のワインともよく合います。
一方、ノンアルコールで楽しむなら、メロウストアの「ヴィンテンス・オリジン」シリーズの赤ワイン レ・ギャレ がおすすめです。
濃厚で深みのあるフレーバーが、トリュフの芳醇な味わいをしっかりと引き立ててくれます。
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